Template:KIT-Kyoto-Augsut21

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【実験担当】
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:竹内、革島、足立、吉村
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【実験名】
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:(2) DH5α(R0040),DH5α(I13522)のアルカリミニプレップ
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【実験目的】
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:(1) DH5αにプラスミド(pSB6A1(K121013)とpSB6A1(J04450))が挿入されているかのチェック
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:(2) DH5α(R0040),DH5α(I13522)のプラスミド抽出
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:(3) AcrAB,PoxyのPCR
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【実験内容】
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:(1) pSB6A1(K121013)とpSB6A1(J04450)の電気泳動
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:: 8月20日(金)にアルカリミニプレップによって取り出したプラスミド、
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:: DNA(pSB6A1(K121013),pSB6A1(J04450))の確認を電気泳動によって行った
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:: pSB6A1(K121013)(左から2~5番目のコーム),
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:: pSB6A1(J04450)(左から6~8番目のコーム)を5μLずつ、
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:: それぞれLoading Buffer 1μLを加え六倍希釈にしコームに流した
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:: ↓1kbp radder(1番左のコーム)をマーカーとして使用し、100vで25分間電気泳動を行った
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:: ↓EtBr染色(10mg/ml)・・・・・10min
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:: ↓泳動結果を写真撮影した
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:(2) DH5α(R0040),DH5α(I13522)のプラスミド抽出
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:: 8月20日(金)に培養したDH5α(R0040),DH5α(I13522)1.5mLを1.5mLマイクロチューブに移した
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:: ↓4℃、14,000rpmで5分間遠心した
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:: ↓上澄みをデカンテーションで取り除いた
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:: ↓菌体ペレットを氷冷したSoltionⅠ100μLに懸濁した(vortex)
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:: ↓SolutionⅡ200μLを加え混合した(vortex不可)
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:: ↓5分間、氷上で放置した
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:: ↓SolutionⅢ150μLを加え混合した(vortex)
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:: ↓5分間、氷上で放置した
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:: ↓4℃、14,000rpmで10分間遠心した
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:: ↓上澄みを新しい1.5mLマイクロチューブに移した
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:: ↓等量(400μL)のイソプロピルアルコールを加えた
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:: ↓4℃、14,000rpmで20分間遠心した
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:: ↓70%EtOHを1mL加えた(vortex)
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:: ↓4℃、14,000rpmで10分間遠心
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:: ↓30秒間、遠心乾燥を行った
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:: ↓RNA in TE 30μLを加えてプラスミドDNAにした
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:: カットチェック(電気泳動)
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::<TD VALIGN="top">右の表に従い試薬を調整し、これを37℃で1時間インキュベートした<BR>↓Loading Buffer 1μLをそれぞれに加えコームに流した<BR> (マーカーは1kbp radderを使用した)<BR>↓100Vで30分間電気泳動し、EtBr(10mg/mL)で染色した<BR>↓泳動結果を写真で撮影した</TD>
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:: 以下の試薬組成、プログラムに従ってPCRを行った
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:: 結果は写真参照
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【実験結果】
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:(1) 写真の結果
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::pSB6A1(K121013)のバンドは4つとも見えなかった
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::   →アルカリミニプレップのやり直し
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::pSB6A1(J04450)の3つのバンドは、3つともバンドが見えた(ただし一番左のみ少し)
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::pSB6A1(J04450)に関しては十分量DH5αにベクターが組み込まれたとみなし実験でこれを使用した
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:(2) DH5α(R0040),DH5α(I13522)それぞれ3種類ずつアプライしたのだが、
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::全てバンドがはっきりと見えたため、プラスミド挿入が成功していることが確認された
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:(3) 目的の遺伝子は精製できた

Revision as of 03:23, 20 September 2010

August 21

【時間】

9:00~

【実験担当】

竹内、革島、足立、吉村

【実験名】

(1) pSB6A1(K121013)とpSB6A1(J04450)の電気泳動
(2) DH5α(R0040),DH5α(I13522)のアルカリミニプレップ
(3) AcrAB,PoxyのPCR

【実験目的】

(1) DH5αにプラスミド(pSB6A1(K121013)とpSB6A1(J04450))が挿入されているかのチェック
(2) DH5α(R0040),DH5α(I13522)のプラスミド抽出
(3) AcrAB,PoxyのPCR

【実験内容】

(1) pSB6A1(K121013)とpSB6A1(J04450)の電気泳動
 8月20日(金)にアルカリミニプレップによって取り出したプラスミド、
 DNA(pSB6A1(K121013),pSB6A1(J04450))の確認を電気泳動によって行った
 pSB6A1(K121013)(左から2~5番目のコーム),
 pSB6A1(J04450)(左から6~8番目のコーム)を5μLずつ、
 それぞれLoading Buffer 1μLを加え六倍希釈にしコームに流した
 ↓1kbp radder(1番左のコーム)をマーカーとして使用し、100vで25分間電気泳動を行った
 ↓EtBr染色(10mg/ml)・・・・・10min
 ↓泳動結果を写真撮影した
(2) DH5α(R0040),DH5α(I13522)のプラスミド抽出
 8月20日(金)に培養したDH5α(R0040),DH5α(I13522)1.5mLを1.5mLマイクロチューブに移した
 ↓4℃、14,000rpmで5分間遠心した
 ↓上澄みをデカンテーションで取り除いた
 ↓菌体ペレットを氷冷したSoltionⅠ100μLに懸濁した(vortex)
 ↓SolutionⅡ200μLを加え混合した(vortex不可)
 ↓5分間、氷上で放置した
 ↓SolutionⅢ150μLを加え混合した(vortex)
 ↓5分間、氷上で放置した
 ↓4℃、14,000rpmで10分間遠心した
 ↓上澄みを新しい1.5mLマイクロチューブに移した
 ↓等量(400μL)のイソプロピルアルコールを加えた
 ↓4℃、14,000rpmで20分間遠心した
 ↓70%EtOHを1mL加えた(vortex)
 ↓4℃、14,000rpmで10分間遠心
 ↓30秒間、遠心乾燥を行った
 ↓RNA in TE 30μLを加えてプラスミドDNAにした
 カットチェック(電気泳動)
右の表に従い試薬を調整し、これを37℃で1時間インキュベートした
↓Loading Buffer 1μLをそれぞれに加えコームに流した
 (マーカーは1kbp radderを使用した)
↓100Vで30分間電気泳動し、EtBr(10mg/mL)で染色した
↓泳動結果を写真で撮影した
<試薬組成>
EcoRⅠ1μL
PstⅠ1μL
プラスミドDNA
(DH5α(R0040),DH5α(I13522))
5μL
H2O11μL
H Buffer2μL
20μL
(3) AcrAB,PoxyのPCR
 以下の試薬組成、プログラムに従ってPCRを行った
試薬組成
(1)(2)(3)
テンプレートDNA(DH5α)1μL1μL2μL
MgSO42μL4μL3μL
プライマーF1.5μL1.5μL1.5μL
プライマーR1.5μL1.5μL1.5μL
KOD-Plusー1μL1μL1μL
H2O33μL31μL32μL
dNTPs5μL5μL5μL
total50μL50μL50μL
Pre DenatureDenatureAnnealingExtention
94℃94℃62.8℃68℃4℃
2min15sec30sec20sec保持
35サイクル
 結果は写真参照

【実験結果】

(1) 写真の結果
pSB6A1(K121013)のバンドは4つとも見えなかった
   →アルカリミニプレップのやり直し
pSB6A1(J04450)の3つのバンドは、3つともバンドが見えた(ただし一番左のみ少し)
pSB6A1(J04450)に関しては十分量DH5αにベクターが組み込まれたとみなし実験でこれを使用した
(2) DH5α(R0040),DH5α(I13522)それぞれ3種類ずつアプライしたのだが、
全てバンドがはっきりと見えたため、プラスミド挿入が成功していることが確認された
(3) 目的の遺伝子は精製できた