Team:KIT-Kyoto/SafetyJ
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- | + | ===質問事項=== | |
- | + | iGEM本部から、遺伝子組換え実験の安全性([[Safety]])に関する問題として、以下の4つの質問に答えるよう求められています。私たちの回答は以下の通りです。<BR> | |
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+ | '''A.''' 私たちKIT-KyotoのiGEM 2010のプロジェクトにおいては、そのようないかなる安全性の問題も発生しませんでした。私たちの実験は全てbiosafety level 1に求められる安全基準に従って行われ、Rules of best microbiological practicesの要求を満たしています。<br> | ||
+ | また、私たちが今プロジェクトで提案する“''E.coli'' Pen”はH<sub>2</sub>O<sub>2</sub>による大腸菌殺菌機能を搭載しています。<br> | ||
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+ | '''Q. あなた方が今回制作した新しいBioBrick partsにおいて、何か安全性に関する問題はありませんか?'''<br> | ||
+ | '''A.''' いいえ。今回私たちが開発したのは、H<sub>2</sub>O<sub>2</sub>反応性プロモーターによって蛍光タンパク質を発現させるパーツであり、完全に無害です。<br> | ||
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+ | '''Q. Biosafetyに関する地区委員会のようなものはありましたか? その委員会からどのような評価を受けましたか?'''<br> | ||
+ | '''A.''' はい。私たちは、本学(京都工芸繊維大学)においてこのプロジェクトのbiosafetyに関するグループを立ち上げ、実験での安全性を監視しました。このグループの責任者は山口教授です。<br><br> | ||
+ | さらに、京都工芸繊維大学には、より上位の「遺伝子組換え実験等安全管理委員会」が設置されています。私たちは当委員会に実験計画の申請をし、承認を得ました。今実験で用いた試料は全て非汚染性、非感染性のものであり、biosafety level1に要求される安全基準に従っています。<br> | ||
+ | 今回のプロジェクトでは、安全に実験を行うために、山口教授を始めとして多くのアドバイザー、インストラクターの方にサポートしていただきました。<br><br> | ||
+ | '''Q. 今後のiGEMのために、なにか有用なSafetyに関するアイディアはありませんか?'''<br> | ||
+ | '''A.''' 2つの提案があります。<br> | ||
+ | :1. "Best Safety"賞の創設。biosafetyに関する各チームの取り組みを評価し、取り組みが最も優秀であったと評価されたチームに"Best Safety"賞を授与する。<br> | ||
+ | :2. 銀メダルの獲得条件に「地区に存在する安全委員会に参加すること、地区に安全委員会がない場合は作ること」という項目を加える。<br><br> | ||
Latest revision as of 01:00, 27 October 2010
Home > Safety | Language : English / Japanese |
質問事項
iGEM本部から、遺伝子組換え実験の安全性(Safety)に関する問題として、以下の4つの質問に答えるよう求められています。私たちの回答は以下の通りです。
回答
Q. 今回のあなた方のプロジェクトにおいて、研究者や一般社会、環境への安全性について
なにか問題が起こりましたか?
A. 私たちKIT-KyotoのiGEM 2010のプロジェクトにおいては、そのようないかなる安全性の問題も発生しませんでした。私たちの実験は全てbiosafety level 1に求められる安全基準に従って行われ、Rules of best microbiological practicesの要求を満たしています。
また、私たちが今プロジェクトで提案する“E.coli Pen”はH2O2による大腸菌殺菌機能を搭載しています。
>>活性酸素による大腸菌の生存への影響について
Q. あなた方が今回制作した新しいBioBrick partsにおいて、何か安全性に関する問題はありませんか?
A. いいえ。今回私たちが開発したのは、H2O2反応性プロモーターによって蛍光タンパク質を発現させるパーツであり、完全に無害です。
Q. Biosafetyに関する地区委員会のようなものはありましたか? その委員会からどのような評価を受けましたか?
A. はい。私たちは、本学(京都工芸繊維大学)においてこのプロジェクトのbiosafetyに関するグループを立ち上げ、実験での安全性を監視しました。このグループの責任者は山口教授です。
さらに、京都工芸繊維大学には、より上位の「遺伝子組換え実験等安全管理委員会」が設置されています。私たちは当委員会に実験計画の申請をし、承認を得ました。今実験で用いた試料は全て非汚染性、非感染性のものであり、biosafety level1に要求される安全基準に従っています。
今回のプロジェクトでは、安全に実験を行うために、山口教授を始めとして多くのアドバイザー、インストラクターの方にサポートしていただきました。
Q. 今後のiGEMのために、なにか有用なSafetyに関するアイディアはありませんか?
A. 2つの提案があります。
- 1. "Best Safety"賞の創設。biosafetyに関する各チームの取り組みを評価し、取り組みが最も優秀であったと評価されたチームに"Best Safety"賞を授与する。
- 2. 銀メダルの獲得条件に「地区に存在する安全委員会に参加すること、地区に安全委員会がない場合は作ること」という項目を加える。